おもしろかった〜、濱口竜介をみんなが絶賛していた理由がよくわかった。歩くところ寝ちゃったけど
映画的な物語性とか演技をほとんどすべて拒否することでこの映画が表現したのは人の「小ささとか弱さ」。前半の第一部で心の奥底の触ってほしくない部分(例えば過去の黒歴史だったり、思い出したくもない人間関係のあれこれとか…)をめちゃくちゃに乱された。見ててイライラしたり落ち込んだ気分になったりした。
でも第二部で、その小さくて弱い人間達が、小さくて弱いまま輝きを放っていく。それも「鮮やかな伏線回収!」みたいな安易な展開ではなく。ラブレターのところとかさすがに泣いちゃうよね……
ラストシーンもそこまでやる!?ってくらい訳がわかんなくてよかった。