第一部は、タイトルにあるとおり令子と良平が作り上げる「親密さ」=〈内なる世界〉が様々な場面で現れる。特にポスターにも使われている夜明けの鉄橋のシーンは〈内なる世界〉が結晶化したともいえる奇跡的なシー…
>>続きを読む“『親密さ』をめぐる巡回展。”
暴力と選択のダイヤグラム。
むきだしの事故、
はじまりはいつも崩壊だ。
交わした視線に温度はなく、
語られた言葉のほうが、まだ信じられる。
人生は裏切りに満ちている…
2022/05/05 シネ・ヌーヴォ
2022/05/09 日本映画NET
2022/10/09 早稲田松竹
2022/10/10 早稲田松竹
2022/11/22 日本映画専門チャンネル録画
20…
こんだけ言葉で伝えようとする監督だから「言葉では伝えられないこともある」とか普通のこと言っても力強いな。単純なそこへのテンポの持っていき方とかではなくて、話せることは全部話してそれでも言葉にできない…
>>続きを読む美しく打ちのめされる映画とはこのことだなと思う。
映画を見終わって電車に乗って帰る。
この余韻がずっと続けばいいのに。そうすれば人生幸せだと言い切れる。
濱口竜介の言葉は憑依する。
言葉が自分の中…
夏目漱石の三四郎(1908)にふれる場面、徹夜のアルバイトをこなして脚本を書いているフリーターの口から語られている。漱石よりも前の時代には、知識人の文語と庶民の口語に分断があった。それらをひとつにま…
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