麻生久美子と安田章大の痛々しい日常を残酷なまでに描いているのでともすれば重い雰囲気になりかねないが、それを（居心地は悪いが）笑いとして成立させているので沈んだ気持ちにならずに鑑賞できる（キツいシーンは多々あるが）。
どんなに頑張っても努力してもダメなものはダメ！と残酷な現実をこれでもかと打ち出してくるので、夢半ばで去って行った人にはグサグサささりまくること間違いなし！
夢を叶える事については星の数ほど言及されているが、夢のあきらめかたについては誰も教えてくれないな・・・と思わざるを得ない映画。
あと安田章大の役名が「天童義美（てんどうよしみ）」なんだけど、映画内でも評論でも誰もその事について触れていないのはなぜだろう？突っ込んだら負けということか？！
