わたしの中のミュージカル映画の最高峰！何度見ても元気になれて、見終わったあとは他の映画では絶対に味わえないような快感というか、全能感というか、「今なら何でも出来る気がする！」っていう気持ちでこころがいっぱいになる。ディズニー映画ってわたしあんまり好みじゃないんだけど、この映画だけは別だなあ。なんでかなあ。
どの学校にもきっとスクールカーストというのが存在していて、みんなみんな自分の立ち位置を守るのに必死で、自分の属しているグループ以外の人たちを嘲笑ってる。でも本当はその枠の外に飛び出したいんだって、というより、枠なんか本当はないんだって、たとえ自分に似合わないことでも、やりたいことを全力でやることは何にも、決して、誰が何と言おうとかっこ悪いことなんかじゃないんだって、この作品はただひたすら、楽しそうに訴えてるんだ。
スポーツ万能でバスケ部のキャプテン、スクールカースト最上位のトロイが、天才少女、つまりガリ勉に位置するガブリエラと二人でミュージカルの主役の座を狙う話。二人をめぐって駆け回る学校中の自分の立ち位置を守りたい面々と、悪役なのに憎めないかわいさ満点のシャーペイと弟が入り混じりてんやわんやなんやかんやでハッピーエンド！
なんていうかこう、こうでいいんだって、思う。好きなもの好きって言って、それに一生懸命になって、人生楽しんじゃえばいいんだ！って、普段は思わないようなことを思っちゃう。だって最後にはみんなみんな、自分のグループなんて関係なく、枠なんてなく、笑顔で踊って歌ってるんだもん！だいすき！
