観終わってズッコけた。
"Gravity"
じゃん!!!!!!!!!!
これは宇宙の"無重力"よりも、"重力"が重要なキーになっている。
日本のタイトルは"ゼロ・グラビティ" (無重力)
真逆のタイトルという渾身の一撃を食らった。
これは個人の意見ですが、グラビティとして観るのと、ゼロ・グラビティとして観るのとは全く違ってきます。
アルフォンソ・キュアロンは、グラビティと付けているのに…誰が真逆のタイトルをつけたのでしょう。
それは置いておいて、とにかく、素晴らしい映画でした。静かなのが恐ろしい。しかしその静けさが本来の世界の姿なんだけどね。騒がしさに安心を覚える人間、ホームを感じる本能、実に無力だよな。
もちろん宇宙に投げ出されたら人という生命体は耐えられず死ぬけれど、それはとても主観的な話で、地球という大気圏の中でしか生きられない小さい生物であるけどひとつ言えるのは大きな夢を見られるいうこと。たかが地球の中で爆発させたところで、その大きさは宇宙を覆うほどではないから。
スリルがあるけれど、美しい映画。
地にしっかり足をつけていく。
そういう映画。
だからゼロ・グラビティじゃ無い。