ポテトヘッド

ゼロ・グラビティのポテトヘッドのレビュー・感想・評価

ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)
3.5
宇宙空間に取り残され、パニックパニック。
聞こえてくるのは荒い自分の息づかいのみ。
見えるのは地球、太陽、そして闇。
死を確信し走馬灯に捕らわれ、思考は内に向く。
そんな映画だろうと思って敬遠していたのだが、想像違い。
ハラハラアクションと呼んでいいものだった。

本作を観て思うことは、「映像技術ってすごく進歩してるなぁ」というところに尽きる。
自分で見たことも感じたこともない宇宙が、これほどにリアルに感じるとはすごい世の中になったなぁと他人事に感心していた。

中身はと言うと、それは目を背ける方がよいのだろう。
その見た目の美しさとは裏腹に、何とも救えない終わりであった。