MASAYA

親指ウォーズのMASAYAのレビュー・感想・評価

親指ウォーズ(1999年製作の映画)
2.8
【もし宇宙で親指同士の戦争が起きたら...】

全ての登場人物が人間の「親指」で演じられるという独創的な作風が特徴の人気(?)コメディ、『親指』シリーズ。その中でも本作のテーマは『スター・ウォーズ4』となっています。

かの有名なスター・デストロイヤーが差し迫ってくるオープニングもしっかり再現していますが、肝心のスター・デストロイヤーが掌という時点で、この作品のテイストは掴めました。

ダース・ベイダーやストームトルーパーなどのヘルメットキャラクターは指サックにデザインを施していたり、ジャバ様にいたってはアゴを使用するという大胆な策を弄しているなど、努力の痕跡を様々なところで見受けられるのが本作の魅力かもしれません。

工夫を凝らせば親指だけで色々表現できる。
そんなメッセージ性がひしひしと伝わってきます。

例えばキャラクターの後頭部は爪で全員髪型としては全員禿げていることになるのですが、爪が剥がれたり割れたりすることで死を演出しています。
また爪が伸びて光ることによってライトセーバーに見立てています。そこはもうちょっと別の表現ができたと思うんですけどね、、

そんな感じでこういう手作り感満載のパロディ自体は嫌いじゃないんですが、コメディとしては大して笑えないのでつまらないです。

ただ本来ならエピソード5で明かされる≪衝撃の事実≫が本当に“衝撃的”なので注目です。

一応いつかは『親指』シリーズ制覇したいと思ってます。
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