公開時劇場で。
エンタメに走らず生々しくリアル、それでいてマーク・ウォールバーグ演じるトミーという複数の人物をモデルにした架空の人物を主人公にしうまく映画的に視点を作っていた。
爆破テロのシーンだけでなく街中での激しい銃撃戦に驚く。こんな銃撃戦が繰り広げられていたのは知らなかった。そのため爆破テロに関係のなかった人たちはどう物語に関わってくるのかとハラハラした。
テロ実行犯はもちろん、その妻の信念にもまた愕然とさせられる。尋問シーンまでメリッサ・ブノワって気づけなかった。
8歳の男の子の遺体を現場にそのままにすることしかできず、その場に寄り添う警察官の表情が涙を誘う。
ボストン市民の力強さと愛が勝るボストン・ストロング。本当にすごい。ご本人たちの前向きで力強いコメントに胸がいっぱい。片脚を失ってもマラソンに戻ってくる姿とゴールでの抱擁に涙がとまらなかった。