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パトリオット・デイのkotoringoのレビュー・感想・評価

パトリオット・デイ(2016年製作の映画)
4.2
Filmarks試写会にて鑑賞。
ボストンマラソンでの爆破事件と犯人逮捕のニュースは目にしていたものの、詳細は記憶に残っていませんでした。
本作は爆破事件の前日から犯人逮捕までの約1週間を描いた群像劇です。

理不尽な暴力で突然、ある人は命を奪われ、ある人は脚を失い、大勢が平穏な日常を奪われ、恐怖と怒りにさらされる…
その恐ろしさに、号泣とは違うのですが、ぽろぽろと涙が止まりませんでした。

マーク・ウォールバーグ以外の主要登場人物は実在の人物で、エンディングに登場するのですが、皆結構似ています。
途中までは「この人は本筋に関係あるのかな?市民代表として入れてるだけ?」と思うキャラクターもいたのですが、結末に向かってすべてが回収されていく様は、いい意味でゾワッとしました。
ジェイク・ギレンホール主演で被害者視点の映画(原題:Stronger)も公開されるようなので、ぜひそちらも観てみたいと思います。

試写会の翌朝にマンチェスターの爆破事件で19人死亡のニュースを目にして、絶望的な気持ちです…
マンチェスターもボストンのように再起できることを、ただただ祈るばかりです。
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