実話なのに、なぜか伊坂幸太郎の書いた物語のような気がしてならない。ゴールデンスランバーみたいな。
どこかに終盤に回収される伏線があるのではと、勘繰りながら見てしまう。
そして、緊張感のあるシーンも、ユーモアや滑稽さが垣間見えたり、ちょっとした喜劇のように感じてしまうことしばしば。
終始足を引きずって頑張るマークウォールバーグが健気で応援したくなるし、絶対強いと思わされつつ、いつ出番が来るのかと焦らされ、実際めちゃめちゃ強いJKシモンズも最高だった。
群像劇となっていて、それぞれの事件のその後のエピソードにも感動した。テロは許すまじ。それに打ち勝つ、愛は尊い。