ひよこまめ

プラトニック・セックスのひよこまめのレビュー・感想・評価

プラトニック・セックス(2001年製作の映画)
4.0
※2004年7月 記
原作は未読。
監督は私と同い年の女性で、とてもデリカシーのある撮り方をしていると感じた。

「レコードは傷の上に針を走らせて音を出す。痛そうだね。」
まあ、これがテーマということでしょうか。

「蛇にピアス」と共通する感覚がある。
人間が弱くなってきてる、と感じる。
蛇にピアスの場合は確信犯で、私にはあっちの方がずっと痛かったが。
(※この当時、蛇にピアスはまだ映画化前で、小説からの感想)

この映画も、結構反響が大きかったように記憶している。
生き難さ、を感じてる人が多いってことなんだろう。
トシみたいな救世主は誰にでも現れるわけじゃないから・・・。
どうやって頑張っていったらいいんだろうね。

オダギリジョー、かっこいい。
元カクスコの面々がさりげなく出ていて、ちょっと嬉しかった。

主人公が親から叱られたときの反応や目つきが娘と同じで、胸が痛かったです。(※当時、娘は反抗期真っ盛りの高校生でした(^_^;))

主題歌のスピッツの「夢追い虫」が切なくて大好き。
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