ナイトアウェイク

湿地のナイトアウェイクのレビュー・感想・評価

湿地(2006年製作の映画)
2.9
しっかりした出来。
オープニングから、泣きそうにさせられた。

その理由も含めて、しっかりと物語の核になる部分が描かれてた。とても悲しくて、苦しい。

劇中で、前向きでいい話は、ほとんど出ない。
現実的な意味でもすごく考えさせられたし、とにかく没頭して入り込んで鑑賞。身近にあってもおかしくないリアリティのある作品で、本当に怖くなった。すごくいい。

羊の頭って、ごっつぉになるんだ…。
超びっくり。
テイクアウトの場面で[羊の頭をくれ]って、あちらでは笑える冗談なのかと思ったけど、フツーに食ってて背筋凍った…。

けど、慣れてないし、私の食文化に無いだけで、そういうお国なんだよな。そういう文化の一部に触れられて幸せだ。
最後まで明るい映像が無く、救いを見出せない。でも、ハンパにハッピーエンドより、こっちの方が現実的で良かった。

また忘れた頃に、観たい。
いい作品だった。

記録。