このレビューはネタバレを含みます
今回も熱い チョウユンファ
前回より垢抜けた感じに仕上がっていた。舞台も香港とニューヨーク。
出だしでマークを讃える絵や漫画?を書いているおじさんが、あんな男は2人といないと言ってからの、双子の写真。で、ニューヨークで頑張ってる双子の弟ケンだとさ。人物も優れていると。いやー2人といるじゃんと突っ込みたくなった。こんな感じでところどころツッコミどころあり。
あと、前回のホー・キット兄弟の葛藤のような心揺さぶられるドラマが弱い分、かっこよさに振り切った感じがする。まぁ、ケンと一時期トラウマで戦闘不能状態になっていたルンの濃いやりとりはあったもののちょっとでき過ぎかな。後キンさんには生き延びてほしい。多分生き延びただろうけど。そして語り継いでほしいわ。
あと、敵側に、サイコパスっぽい殺し屋みたいな人がいるなぁとおもったら、サイコパスじゃなくて、最後にケンと正々堂々と戦ってた。どういう背景持ちか想像するのが楽しい。
今回の悪も白スーツで決めてて最後はスーツを血糊で染めてましたね。(お約束)
最後に死体の山の部屋で椅子に座る3人組。そこへ踏み込んでくる警察。何かすごかった。男だけの世界。3人の生死をともにするほどの絆。(チーム劉備かとおもったわ)
当時の香港男子の理想と美学も入ってそう。100%堅気になれない悲しみも描いているんだろうけど。
今回も良かったけど、前回の垢抜けない泥臭い感じがより好きかもと思いました。