アーモンドフィッシュ

クラーケンフィールド HAKAISHINのアーモンドフィッシュのレビュー・感想・評価

2.5
サメ映画ばかり見てたのでたまには他の動物をと思いイカ映画を鑑賞🦑正確にはイカではなくてクラーケンなんだけど、映画の中ではクラーケンとは言わず「Giant Squid」って言ってたのでやっぱりイカです🦑(ダイオウイカという意味)

ストーリーはざっくりいうと沈没船の財宝の守り神であるクラーケンと、主人公たちトレジャー・ハンター+財宝を狙う悪党との戦いですね。ジョーズとインディ・ジョーンズを足して10で割った内容です。インディ・ジョーンズを意識してるのか主人公が悪党に向かって「これは博物館に納めるべき宝だ!(That belongs in the Museum)」という丸パクのセリフもありました(笑)

ストーリーはなかなか面白く俳優の演技も良いので評価できるものなんですが、なにぶんCGがしょぼい…特に海中でのクラーケンと戦うシーンはひどかった…これで一気にC級レベルに転落しました。せっかくいい線いってたのに💦(まぁ最初の方で首チョンパになった死体がクロールしてた時点で雲行きは怪しかったですが)やっぱりイカって10本の足がランダムに動くからCGで動かすのは難しいのでしょう。だから安物のCGIでは出来上がりが酷くて見るに堪えない状態になるんですよね。その点サメは背骨を左右に揺らすだけで良いからある程度酷くてもサメに見えるので大丈夫です。

ラストはビックリするくらいしょぼかった…これはダメでしょう。それに守り神の🦑を倒したんだから宝持って帰れよ!とゲスいことも考えてしまいました😓

登場人物が可哀想な人が多いです。クラーケンに食べられる人が可哀想なのはもちろんですが、一番可哀想なのはクラーケン退治に執念を燃やすレイという男です。大金はたいて買った新品のボートを初日に燃やされるという悲劇にあいます。それを見た時のレイの悲しそうな顔がなんとも言えなくて思わず涙が出てきました(嘘)

色々と酷い作品ですが、唯一褒めるとすれば海洋考古学者ニコール(ヴィクトリア・プラット)の抜群のスタイルです。最近見た「ロスト・バケーション」のブレイク・ライブリー級です。彼女のスタイルを見るために観るのもありかもしれません…でもこれ見よがしに劇中何回も見せつけて若干イラつきはしましたが(笑)