このレビューはネタバレを含みます
色々な境遇を持つ男女の恋や家族のドラマを描いたオムニバスストーリー。
6つのエピソードそれぞれに良さがあるが、個人的には玉木宏さんの「イヴの恋人」と時任三郎さんの「二分の一成人式」がグッときた。
「イヴの恋人」の方は、わざとらしい点や非現実的な点がありつつも、運命的な2人の出会いにキュンとくる。最後の玉木宏のセリフとかキザだけどロマンチックだなぁと感じた。(なかなか自分にはそういう発言はできないだろうが笑)
「二分の一成人式」の方は、父親と息子のキャッチボールとか妻の支えとか色々家族の愛を感じてグッとくる。
ゲームをやっている時の気持ちや授業参観・イベントで親が来ているか確認したくなる気持ちとか、小学生の時の記憶や思いが久しぶりに蘇った。
親の気持ちがわかる年齢になりつつも、子どもの気持ちも自分が経験してきたからこそ分かる部分もあり、家族の在り方について色々考えさせられる。
他のエピソードもツッコミどころはありつつも、総じて男女の恋や家族の在り方について考えさせられる良い映画だった。
それぞれの人物やエピソードがもっと混ざりあったり、わざとらしさや非現実的に感じてしまう部分に勝る何かが加わるとより面白い作品になる思った。