ぽんた

キャプテン・フィリップスのぽんたのネタバレレビュー・内容・結末

キャプテン・フィリップス(2013年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

演技◎リアリティがあり終始緊迫してハラハラ。極限の状況でも船長としての責務を果たそうとしたフィリップス船長の勇敢さに感動した。ただ船長が助かってめでたしという話ではなくて、考えさせられる。汚れ仕事をさせられるのは立場が弱い者で、引いても引かなくても彼らは安全も生活も保証されない。「漁師が人を攫う必要ない」というフィリップスに対して「アメリカではな」と返すムセ。自国民の為に、作戦を遂行するアメリカ。射殺されたムセの仲間たち。海賊行為は許されないけれど、生まれた国・環境によって、こうも立場が違ってしまうというのは本当に悲しい。
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