ソマリアの海賊が言った言葉「アメリカに行くんだ。アメリカにずっと行ってみたかった。NYで車を買うんだ」アメリカという自由の国に行くことを希望に生きている。決して海賊が悪くないとは言わない。実際彼らは船長に銃を突きつけ、暴力を振るい人質に取った。貧困が彼らをそうさせた、人生は生まれた場所によって決められてしまうのが悲しい現実なんだよ、胸が苦しくなった。この作品の良いところは、アメリカってすごいんだ、こんな軍隊も持っていて問題もきちんと対処出来るんだって、そしてキャプテンを英雄に仕立て上げる武勇伝映画だけになっていない。貧困に晒される子どもたちや若者という世界の問題と理不尽さもきちんと描かれている。
