サトシ

ペコロスの母に会いに行くのサトシのレビュー・感想・評価

ペコロスの母に会いに行く(2013年製作の映画)
3.6
ペコロス(小さな玉ねぎの意味)を演じるのは、長崎県出身の岩松了で、母演じるのは、赤木春恵で当時は本当に認知症になったかのような演技で遺作です。ペコロスはハゲ頭を活かして漫画家、音楽活動にしながら、母の介護に頑張るが限界になり、介護施設に母を預ける事を決断します。
父役に加瀬亮、若い頃の母役に原田貴和子、友達役に原田知世も出演しています。
介護施設には庄司照枝や佐々木すみ江がいたり、息子役に竹中直人が演じ、デンマークのコペンハーゲンに勤務していたと、しっかりハゲネタで笑わせて頂きました。
認知が進み自分の事が分からなくなると、ハゲ頭を見せてようやく気付いて貰えるけど、それも調子が悪いと分からない時もある、自分が同じ立場で、施設にまで足繁く通うかなと思ってしまいます。
ボケている事で良い思い出も作る事ができ、ボケている事が悪い事ばかりでない事に最後はじんときましたね。
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