暇人

ディアトロフ・インシデントの暇人のレビュー・感想・評価

2.0
正直面白くはなかった。「この物語は実話である」というのは、1959年に発生した「ディアトロフ峠事件」のことを指している。「5人の大学生が事件跡地で行方不明になる」というのは全くのフィクションである。これで若干面食らった方は多いと思う。

ディアトロフ峠事件に関しては現在も謎めいていて、そこを考察して映画化するというのは面白い試みだと感じた。ただ、その考察点が残念極まりない。

フィラデルフィア計画は知っている方はお分かりだと思うが、現時点でほぼ100%創作であることが分かっている。そのため、メイキングで監督が「リアリティを追求した」と述べていたが、「リアリティ????」と首をかしげることとなった。無論、このリアリティというのはストーリーだけでなく、ロケ地や演出・俳優の演技なども含まれると思うが・・・。

陰謀論・都市伝説が好きな方にはオススメできると思う。ラスト約30分をどう受け止めるかで評価が変わってくるだろう。
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