このレビューはネタバレを含みます
女子高生をストーキングするうすらハゲオヤジが変態としてエスカレートしていく映画。
…と軽く聞いていた通りの内容から踏み越えてこなかったなあ。想像していたよりも主人公に狂気がなく、ひたすら短絡的であまり興味がわかない人物だ。
こういう救いようがない人間を前にすると「こんな奴は死刑にするしかない!」と早々に切り捨ててしまいがちだが、実際どうやったら暴力的な解決法以外でコイツを無害化できるだろうとたまに考える。本作の中ではその方法の1つとしてカーテン越しのお見舞い品交換(献身と交流)が行われているが、最後はあっさりと凶人に戻る結果となってしまった。
他人から見ていくらキモかろうが内に留めておく分には問題ないが、痴漢に手を染めた時点でコイツの運命は決まってしまったように思う。…いや盗撮の時点で道逸れてるか。駄目だコイツは。あと病室にセーラー服持ってくんな。
めちゃめちゃ失礼なことを言うが主人公役の人はもう完全に”その手のモノ”って顔をしてて凄い。
そして蒼井そらからは平成の匂いがする。