あやと

THE ICEMAN 氷の処刑人のあやとのレビュー・感想・評価

THE ICEMAN 氷の処刑人(2012年製作の映画)
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めちゃくちゃいいというわけではないけど、隠れた名作、というか実話ではあるのかもしれない
誰かを養うこと、何よりも愛するものと共にいるため、生きるために手段を選ばないことの最たる例自分というものが本当は別の場所にあって、仕事中自分と家族を別として考えて、いわば現実逃避的な意識もあったのかも
生きることを選択した結果人を殺し続けることになってしまった、仕事の選択権はそれこそ彼にはない
きっと自分のかつての仕事に引け目を感じていたからこそ、そこから出る節目、家族にもっと良い生活をと願った結果として、つまりは金を優先した結果として『彼』になってしまった

これを作品として観ている自分たちは彼に同情するものの、実際現実としてこの事件が発覚したときのタイムリーな人たちには恐怖し最低最悪と見下す

この差にはただ一つ”現実味”のみが存在することに興味を抱く
あやと

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