ふみを

るろうに剣心 伝説の最期編のふみをのレビュー・感想・評価

2.5
厨二病慢性患者において、九頭龍閃と天翔龍閃の設定は、格別なものの一つと言えるでしょう。

ただの設定ジャンケンに留まる事なく、物語の根幹ともいえる主役の生き様の表明ともなるものです。単なる曲芸技ではないのです。

その辺の大事な原作設定を捨てた事で、暴れん坊将軍も真っ青な壮大なただの峰打ちと化しています。(逆刃だけど)

僕は原作厨になるつもりは毛頭ないのだけど(まあ頭に毛はないのだけど)、この設定を捨てたのはどうしても評価を下げざるを得ないです。おかげで、折角の、折角の、福山さんが薄い薄い。

まあその設定の弱さのおかげで、狂気の藤原君の強さはさらに引き立ち、主役どもが寄ってたかってもかなわない、素晴らしい殺陣と演技に繋がる訳で。
なるほど藤原君が主役だもの、剣心の奥義なんてどうでもいいなと思わせるものでもありました。
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