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ハンガー・ゲーム2のneokamakiriのレビュー・感想・評価

ハンガー・ゲーム2(2013年製作の映画)
3.0
今更ながらの初鑑賞。前作から続くストーリーかつ説明は少ないため、前作鑑賞は必須。
意外と自然な形で、再登板の流れに持っていく中盤までは、原作ありきとは言え悪くはない。地区での選抜に始まり、練習、騎馬でのお披露目、対談と、ほぼほぼ踏襲される展開ながら、随所に見られる抵抗がアクセントとして面白い。

ゲームに入ってからは前作が個人中心だったのに比べ、ペアや同盟を前提に展開する点が違う点。毒霧や猿、オシャベリカケス、回る闘技場が新要素となるが、対人戦では無いので惹きつけられない。役に立たないマグス。最大の失敗は、ゲームパートが約2時間半中1時間だけと流石に短く、もろもろ説明不足になっている点。発明品のワイヤーはどこから?

と思ったら、前作よりも更に駆け足でゲーム編が終わってしまい、急展開とは言え尻切れで次作に繋げる、投げっぱなしのラスト。続編ありきで単品として作品が成立していない。
故フィリップ・シーモア・ホフマンの勇姿を見られるのは感慨深く、続編も鑑賞するが果たして。。
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