わち

ウルフ・オブ・ウォールストリートのわちのレビュー・感想・評価

3.8
3時間通して「セックス・ドラッグ・マネー」まみれの男の一代記をハイテンポで余すこと無く描いていて、Fワードもボカシもありまくりの下品さをもってその盛衰を共に味わう映画。

登場人物は大体おかしい人ばかりで、のっけからいきなり狂ってるジョナ・ヒル、冒頭だけで強烈な印象を残すマシュー・マコノヒーなど皆魅力的だが、ほとんどが主役であるディカプリオの狂乱一人舞台といった感じで、オーバードーズでヘロヘロのディカプリオ、ブチ切れるディカプリオ、畳み掛けるように巧みな演説をするディカプリオ…すべて最高でもうお腹一杯だった。これだけやればディカプリオの休養も当然だろうと納得(?)。
まあ正直言って、観て何か得られるような映画ではないので、金融業の闇みたいな社会的側面に期待して観るとハズレかも知れないし、それだけで3時間は長すぎるように感じた。あと、上映後に隣のカップルがすごく気まずそうだったのが面白かった。
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