Miyashita

ウルフ・オブ・ウォールストリートのMiyashitaのレビュー・感想・評価

4.0
マーティンスコセッシ監督×レオナルドディカプリオ作第5弾。

このコンビでまた伝記映画ってことで「アビエイター」みたいな作りになるのかなって思ってたけど、全然違った。

むしろあんま演出にスコセッシらしさを感じなかった。

ひたすら破天荒でキレ者な、
ウォール街のレジェンド、ジョーダンベルフォードの話。

大成功から陥落まで。
「スカーフェイス」みたいなストーリー展開です。

株券のことはイマイチよく分からんが、ポールペンを売る件とか、一営業マンとしてとても勉強になったなあ。
「需要」を生み出す、か。

あとは、アメリカンドリームの再現です。
酒にドラッグにセックスって、
ロックンロールすぎるだろ。
「ロックスター」に似てた。

ディカプリオ、相変わらず安定の演技でした。
ド派手な振る舞いから、ラリって動けなくなったり、熱弁からの熱狂。
もう「タイタニック」「ロミオ+ジュリエット」の頃の王子様のイメージはないね。

一瞬テンション上がったのは、
冒頭でのマシューマコノヒーの出演!
ディカプリオと共演してたんだ、すげえ!
って思ったら、最初きり出てこなかったけど笑

成功のコツは「1日最低2度のオ○ニー」と「ドラッグ」とか、やはりぶっ飛んでる業界だ。今は知らんけど

あと、親父役のおっさん、
ロブライナーかよ!!!!
この人監督じゃなくて、役者もしてたのか!!
(「スタンドバイミー」の監督ね)

ブチ切れっぷりが最高でした!

180分て尺長いけど、
ぶっ飛んだ世界観をコメディ要素も交えて進めていくので、苦にはならずのめり込んで一気に見れました。
この辺も今までのスコセッシ作品と違う気がする。
大概途中で集中力切れてたから。

(社員に向けて)「俺を拝金主義だと思うのならば、お前らはここから出て行き、マクドナルドで働け。そこがお前の居場所だ。」

クズにクズ券売って稼ぐ仕事だもんな、綺麗事なんていらんし、ここまで真っ正直なのは好きだ。
派手すぎてついていけなくなりそうだが…
Miyashita

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