オススメはしない。駄作でした。
落ちこぼれなのはいいとして、馬鹿すぎてキャラクターに現実味がなかった。そこを図太さと捉えるか否かの違い。強靭なメンタルなのは認めるが、地頭の良さは絶対的に必要な世界なのでまず採用されてることが謎。
北川景子の芝居も臭い。ここまでひかりを立たせるなら、バックグラウンドを知りたくなってしまう。せめてそこがあれば少なくとも男性客の評価は持ち上げられたかもしれない。
「こんな奴いねえよ」が先行してしまって、コメディーとしても成立していない。ただ奇抜なキャラがいっぱいいるだけ、みたいな。
短尺で商品イメージを伝えるCMと2時間かけて心情の変化を描く映画とでは考え方から違うのだろう。CMディレクターの長編映画デビューということで、苦闘しながら作っていたことが想像できた。「恋は雨上がりの〜」や「帝一の國」を作った監督だけに期待してみたけど、どんな凄い人でも最初はこんなもんなんだな。脚本がCM畑の人だったのも影響していると思う。
