ロバート山口

パッションのロバート山口のレビュー・感想・評価

パッション(2012年製作の映画)
2.5
"リダクテッド"以降アメリカで干されて5年、フランスとドイツ資本で製作したのがこの"パッション"。さらにそれから6年間作品なし。デ・パルマもう78歳なんですよね。まだまだ新作が観たい。

そもそも2000年に"ミッション・トゥ・マーズ"が興行失敗してからはデ・パルマらしい作品はゼロ。1980年代ヒッチコックの真似と言われてた頃が一番輝いてました。"ミッドナイトクロス"良かったなぁ。

本作はその頃に戻ったサスペンスもの、音楽も盟友ピノ・ドナッジオ(泣)。終盤かかる曲は彼らしい感じが出てます。デ・パルマタッチはというと目立ちません。殺しのシーンで画面分割があるぐらい。超長回しはありません(残念)。

でもこのストーリー面白かったです。もっと話題になってもいいくらい。"キャリー"を彷彿させるデ・パルマらしいオチもいいですね。
ロバート山口

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