かかし

her/世界でひとつの彼女のかかしのレビュー・感想・評価

her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)
4.5
いいお髭😌
手紙の代筆ライターっていう職に興味を持って鑑賞したのだけど、
シナリオに選ばれる言葉全てが繊細で美しかった。
中でも響いた言葉は
「恋愛は社会が受容した狂気」って。うまいことを言うものだなと。
映像自体も優しく、美しくって
俳優の表情もどこか儚げで素敵だった。
演技自体1人で演じてるのに本当に声が聞こえてその声の先のサマンサに恋してるのが分かった。
好き。おすすめの作品。
しばらく悩んでいたけど好意を示してくれている男性と付き合ってみようかなって気持ちが前向きになれた。人生は短いし。

内容が哲学的でもあり社会的なテーマに思えて大満足の作品でした。
無形の愛について考えさせられたし、OSの未来はみんな独り言を言ってるみたいだと揶揄が含まれてるのかななんて感じて楽しめた。
それに先進的な未来の描写が興味深かった。技術の進化は必ずしも人類にとって楽で便利とは限らないって思えたし、AIに感情をもたせたら人間が征服されちゃうなんて話もあるけど恋愛することもあり得るなと世界観に共感した。
こういう答えのない未来を描く作品って挑戦的だけど自由で楽しいかも。
かかし

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