有賀靖高

her/世界でひとつの彼女の有賀靖高のレビュー・感想・評価

her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)
4.8
とても好きな映画。
昔ソフィーの世界という哲学書を読んだ。
主人公が本の中の主人公だと気付き、自分のいる次元を飛び出して、作者の世界に飛び出す物語。
でも、僕ら読者からするとまだ本の中。
この次元の違いの感覚を思い出した映画。
本でいうなら、主人公の一つ上世界の次元は作者。
なら、人間の一つ上の次元の存在を僕らはなんと呼ぶのだろうか。

AIと人間の恋愛模様を描きながら、AIが知識をつけて感情を学んでいくとどうなるのか。
絶妙な言葉のやりとりが、最初は「?」だったが、視点が変わった時にピタっとハマる感覚が最高に気持ち良い♪
作り出す世界観に引き込まれました。
なんども見てしまう、見るたびに発見のある映画です♪
有賀靖高

有賀靖高