中弛みすることなく169分間魅せられた。
宇宙での物理的論理だけでなく5次元の世界まで用いながら進む話は他のノーラン作品と比較するとまだわかりやすい方だけどそれでもなおノーランワールドを感じずにはいられない。途中何度かある絶望感も含めて、しっかりの全ての要素が束ねられてエンディングへと繋がり伏線も綺麗にまとめられているそれはもう感動もので、ノーラン作品にしかなし得ないストーリーだなと感動した。
愛は数字で測れない強大な力を持つことの描かれ方もまた美しく、終わった後にほっこりとした気持ちになれる唯一無二のSFでした。今後好きなSFは?と聞かれたら迷わずこの作品を挙げると思う。
2020年8本目