LILAC

インターステラーのLILACのレビュー・感想・評価

インターステラー(2014年製作の映画)
5.0
マーフィーの法則
起こりうることは起こる

5次元
いま生きている時間の概念からリセットされて、新しい解釈を持てた、わたしには驚きの連続の映画。
映像美と音楽の素晴らしさもまたどうぞ感じてほしい。

今まで、実際はわからないままに、ゴーストだとか魂というものを漠然と理解しているつもりになっていたけれど、もしそれが5次元という新しい時間の枠の中で生きているエネルギー体であるとしたら。
私たちの世界は、進む方向が一つで、後戻りはできないけれど、別の世界では、それがあらゆる方向に行き来出来たとしたら。

何度見ても、しっかりと理解するのが難しくて、上手く説明出来ない映画。

この映画を観て、昔、私の亡くなった祖母が話してくれた話を思い出しました。
『おじいさんが亡くなって(祖父のことです)銀行の手続きをする為の印鑑がどうしても見つからんから、おばあちゃんもう、泣けてきて、おじいさん、私どうしてええかわからんわって言ったんやわ。そしたら!応接間の入り口のドアの上からポトンって印鑑が落ちてきたんやわ!信じられやんけど、ほんとなんやわ。みんな誰も信じてくれやんけど、私、そんな嘘つかんわ』
もう数十年前の祖母の話を、あまりに強烈で奇天烈で覚えているけれど。
ありかな?あったのかも。
と、思ったこの映画。

命のことを違う角度から捉え、魂の尊厳を改めて感じて、そして目に見えぬものにあまり恐怖することの無くなった作品。
時間がどんな形で流れようとも、普遍なのは愛だということをこれもまた改めて思った素晴らしい映画。

♡CASEは、頼れるロボット
 TARSは、愛すべきロボット 
いつか本当にそんなロボットに会えるかな?

♡私の本棚の向こう、父はいるのかな?

それにしても…何度見ても鳥肌が立つ…
皆さんは、何度観た?少しは解けた?
ユリイカ!eureka!!

最後に
起こりうることは起こるなら、コロナウィルスもまた、人類の受け止めるべき起こりうることだったのでしょうか。
もしそうなら、この映画の中の言葉のように、愛が全てを変えるかも。
皆さんはいま、どこを向いてる?
目には見えないけれど、体に感染のリスクを抱えて恐怖に震えている人の方を向いてる?

昨年のウィルスの蔓延以来、日々、休みなしに闘ってくれてるドクターやナースの方を向いてる?

愛する人を失った人々の方を向いてる?

日本の最高責任者が、国民の方を向かず、IOCがお金の方だけを向いていても、私たちだけは、お互いを見つめ合っていたい。
LILAC

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