さいしゅん

インターステラーのさいしゅんのレビュー・感想・評価

インターステラー(2014年製作の映画)
4.8
お気に入りで自信を持って他人に進められる作品の1つ

本作は科学と感情のハーモニーが特徴である。

"次元"とはなんだろう。
現代の科学技術を持ってしても、あまりにも茫漠なこの世界を、ひとつひとつほどくように分解した要素であると考える。

本作では、現代で多く知られている四次元の"時空間"に"愛"という人間独特の感情を当てはめた"五次元"を軸に進んでいく。
多次元という科学的な不透明さと、愛という感情的な不透明さ、一見すると対照的な概念を違和感無く組み合わせ、物理現象が考慮し尽くされた圧倒的な映像美で描かれた本作は圧巻である。