yuki映画海外ドラマ

インターステラーのyuki映画海外ドラマのレビュー・感想・評価

インターステラー(2014年製作の映画)
4.9
SF映画のくくりでは生涯ベストです。父娘の親子愛が全面に出ていて、ほんと泣けます。ワームホールだの相対性理論だの小難しい理論は雰囲気で理解して、親子愛の感動に浸ることが出来ればかなりはまるんじゃないでしょうか。

2001年宇宙の旅、コンタクト、3001年終局の旅(2001年宇宙の旅の続編小説)がミックスされたような映画だと思いました。とうもろこし畑の牧歌的なムードの中に不穏感が漂う様はナイトシャラマンのサインを思わせます。

音響が素晴らしいので、出来れば映画館で観てほしい作品です。地球からのロケットの打ち上げシーンで、大気圏出るまではものすごい轟音なのに、少しずつ音が消えて宇宙空間に出てしまうと完全無音になるところが大好きです。轟音と静寂の対比が素晴らしいです。

ハンス・ジマーの壮麗な音楽も素晴らしくサントラ購入しました。サントラCDは盤面が星図表になっていて宇宙ムードたっぷりのデザインでお気に入りです。
いかにもSF、宇宙的な音楽でないところが良いと思ったのですが、BDの特典映像によると、監督は最初宇宙SFであることを伏せて、父と息子の会話などを提示して曲を作ってもらったそうです。それで宇宙っぽさがほとんどないんだなあと納得してしまいました。