1961年、フォークデュオの相方を亡くした
ライブハウスで歌う、金も家もない男ルーウィンの1週間を綴る物語。
ボブ・ディランが憧れていたという
フォーク歌手デイヴ・ヴァン・ロンクの自伝をヒントにされたものらしい。
いくら才能があっても「金の匂い」がしなければ
ましてやタイミングが悪ければ売れる事はない。
音楽に限らずそういったやりたい事や夢を持った持っていた人には特に刺さる映画かと。
何気ないシーンだけれど
「ルーウィンが猫を預かっている」を
「ルーウィンは猫だ」と聞き間違いされる下りが好きだ。
オスカーアイザックと猫。
そしてキャリーマリガンの罵り。
不安定な内なる強さを秘めた哀愁。