60年代NYCのフォークシンガー
デイヴ ヴァン ロンクの回想録とされる映画。
ボブディランや多くのアーティストに影響を与えた素晴らしい歌手だったとか。
そんな素晴らしいアーティストの一週間を描いた作品ですが、この一週間がとんでもなく一週間には思えないほど長く感じる。
何だろう。売れないフォークシンガーの何とか食いつなぐ必死さが凄い。
そして、ただただ信念が強い。
最後まで折れなかった。
当時どれだけの扱いを受けたか分からないけれど、自分の信念を曲げずに勝負し続ける姿に心打たれます。
映画の中では最後までクズな男のままでしたが、それが後にボブディランに影響を与え、映画にもなる程ですから。
あと、猫の使い方がコーウェン兄弟のイヤらしさを感じた…笑
音楽仲間の女の人が妊娠した話も然り、猫に遊ばれながらも何故か良いタイミングで猫がアクセントになっていて、うだつの上がらないソロフォークシンガー時代の寂しさが滲み出ています。
これは気楽に見れるかな!