ほんの暇潰しのつもりで観てしまった。
大後悔。
そんな生半可なものじゃなかった笑
途中から、目が離せなくなった。
だけど、あまりに見るに耐えなくて
反則だけどネタバレのあらすじを読んで
大体の展開を把握した上で
エンディングまで臨んだ。
子供が可哀想という感想は
ありきたりかも知れない。
けど、未婚で子育ての経験がない私は
まだあの母親に同情が出来ない。
たしかに、孤独だった。旦那も離れた。
すごく〈良いママ〉を頑張ったのに
誰も認めてくれなかった。
頼る手段が分からなかった。
彼女にとっては最悪の状況だった。
たしかに責任が母親だけにあるわけじゃない。
でも、でも、あんなやり方はないよ。
最後のご飯を多めに作ってあげようって
子供に悟られないようにしなきゃって
考えがあるなら
せめてドアにガムテープはしないでよ。
自分が子育てから目を背けるなら
子供にもせめて逃げ道を作らせてあげてよ。
『誰も知らない』が頭に浮かんだけど
あれ以上に悲惨だった。
3歳と1歳だもん。
3歳の生命力の強さに感心してしまった。
お母さんを信じて、
お母さんのように弟をあやしたり
ミルクを作ってあげたり。
何とも言えないけど、子供って凄い。
これが映画だとしてあの子が演技でも
あの兄弟のメンタルが心配になった。
（立派にまだ子役をやってて安心した）
もうワンシーンワンシーン全てが
印象的すぎてまとめられない。
けど、この内容がフィクションであっても
現実でしかも割と身近であることは
事実だと思う。
だからこそ、心苦しいけど
多くの人が観て
一度心を痛めるべきだと思う。
そして「こんなこと絶対するわけない。
この女が頭おかしいだけだよ」って
鼻で笑ってほしい。
