ふこ

子宮に沈めるのふこのレビュー・感想・評価

子宮に沈める(2013年製作の映画)
3.8
娯楽や教養とかじゃなく、目を背けたくなる残酷な現実があると警鐘してる映画。

この映画を知るまで観た育児放棄「ネグレスト」という言葉を知らなかった。

最初教えてもらって幸せな映画が好きな自分は観ようと思わなかったけど、
今後自分が結婚して子供を持つことを考えた時に、辛くてもこの映画は観るべき、知っておくべきだと思い鑑賞。

約90分間の辛く残酷な時間。
定点カメラの描写、数秒の暗転により物語は進む。
それが一層に不安に感じさせる。
セリフも少ないが、圧倒的な心理描写は凄まじい。
何より4、5歳と思える子役の演技がリアル過ぎて、これは実際の映像かと考えてしまい更に嫌悪感を抱く。

環境、状況からして母親を責める気持ちが出てこない。育児放棄はもちろん悪だけど、周りのが他人事と考えては決していけないと思う。

観ることを勧めるが、決して生半可な気持ちで観ないことを勧める。
ふこ

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