コメディでもないシリアスでもない
物語と言っても、現在のジャスミンとお金持ちだったころのジャスミンの話が交互に語られるだけで大したストーリーもないのに
引きつけられて映画を観終わった後、もう1度観たくなったのは、とにかく主人公ジャスミンを演じるケイト.ブランシェットの素晴らしさにあったと思います。
元セレブ感も満載、落ちぶれて荒んでいく姿にも味があるというか滑稽でもあるし哀れで共感できるというか
アカデミー主演女優賞、もらって当然でしょうね。
ウディ.アレンの視線はこんな話があるんだよ、人生っておかしいでしょう?と皮肉って言いながらも底には人間に対する暖かいものがあるのを感じました。
それにしても、セレブの頃の生活のゴージャスなこと!(この部分を見るのもなかなか楽しい)
こんなところから転がり落ちたら誰だっておかしくなるわ!でしたよ本当に。
最後に流れるブルームーンが最高。