oche

ドレミファ娘の血は騒ぐのocheのレビュー・感想・評価

ドレミファ娘の血は騒ぐ(1985年製作の映画)
4.4
冒頭の洞口が横方向に移動しながら追うショットや麻生が歌うミュージカルシーン、不意に挿入されている35mmフィルムで撮られた繋ぎ、最後の横方向に移動するシーンなど印象な場面が多く最高である。終盤の一瞬クレーン車が見えるショットをカットせずにそのまま繋ぐシーンは困惑。決して滑らかに繋がることはないが、ゴダールでありつつ、黒沢清のエッセンスがある絶妙な違和感が心地よい。そして伊丹十三の圧倒的存在感と洞口依子の唯一無二の魅力がたまらない。
oche

oche