びっくりするほどのクオリティ。
ええ。低い方でびっくり。
敬意を表してスコアは1.0点。
パニック系映画をここまで緊張感なく描ける実力が一番の恐怖。
下記3点を心掛けたから実現したのだろうと思われるほどの
パーフェクト ダメクオリティ。
1.CGは「ちゃちさを観客に見せつける」という目的で使う
2.キャスティングは絶妙にダメなところを完璧に狙う
3.脚本と演出は随所に観客からの突っ込みを受ける為の工夫をはりめぐらせる
魅力のなさを競っているのかと思わせる登場人物。
極寒の中でも薄着で過ごさせるほど推していたのであろう
妹の唯一の魅力ともとれなくもない無闇な巨乳についても
途中現れる女子のキャラが被る。
キャスティングでもめて急に1役追加したのだろうか。
棚があれば倒れ掛かってくるし
車を運転してよそ見すれば急に目の前に歩行者が飛び出すし
それを避ければぶつかって運転手が死亡するし
ぶつかった車は炎上するし(そのCGもしょぼいし)
近道で出会うチンピラはビジネスライクに物品を奪うし
斜面では滑るし
やたらツララが映るなあと思ったら案の定ストライクだし
ヘリは落ちかけるし
多彩なベタ展開。
おなか一杯になる程の数繰り出される。
しかもそのすべてが酷い。
なので途中から逆に面白くなった。
むしろ楽しんだ。
午後のロードショーで鑑賞。
じゃなかったら観る事なかった。貴重な経験。