コリン・ファース×ニコール・キッドマン×真田広之の豪華キャスト。
実話を元にした話らしい。
捕虜にされていた頃の恐ろしい記憶に苦しめられている中、当時自分を拷問していた日本陸軍憲兵隊の通訳が戦争犯罪人としての処罰を免れ、拷問がなされたあの場所で生きている事を知り、会いに行く話。
コリン・ファースは英国紳士のイメージが強いから、元軍人って設定に違和感があったけど、当時の記憶に苦しむ姿や鉄道愛好家の面などトータルで見るとコリン・ファースがピッタリって思える。
真田広之はやっぱアクション俳優ってイメージがあるけど、今作ではまた違う印象。ラスト・サムライで見せたあの武士道精神やら侍としての振る舞いと比較すると「なぜまだ生きてる?」ってなるけど、そこがこの映画のテーマなのかも知れない。
作り手が日本じゃないので仕方ないですが、ツッコミ所はチラホラ。
まず日本陸軍兵士が登場するシーンは必ずと言っていいほどラスト・サムライで流れるような笛のBGM。時代が違うし、陸軍兵士は侍とは違うぞコラ‼︎って感じ。
あと、憲兵隊の人たちのセリフ。叫びすぎてて日本語なのか英語なのかも分からない。加えて日本陸軍兵士がカタコトの日本語。。。笑
ストーリーとしてはいい話だし、考えさせられるけど、コリン・ファースもニコール・キッドマンも真田広之も、才能を封じ込めて静かに流れるストーリーに乗せてる感じがあってもったいないな。