タチカワ買い出し紀行

ウォールデンのタチカワ買い出し紀行のレビュー・感想・評価

ウォールデン(1969年製作の映画)
5.0
"さて、親愛なる観客の皆さん。皆さんにはこの映像をただ見つめてほしい。特に何も起きない。映像は流れ、そこには悲劇もドラマもサスペンスもない。たんなるイメージ。私自身と、その他の少人数のためのもの。見る必要の無い人もいる。見なくたっていい。しかし見るべきだと思ったら、座って映像を見つめればいい。私が分かるのは、人生が続いていくように、映画も長くはそこに存在しないということだ。大洋の岸辺ののどかな小さな町も、やがてはなくなるだろう。朝の船もなくなるだろう。もしかしたら木も花も。全てなくならないとしても、今ほど多くはないかもしれない。これが『ウォールデン』。あなたが見ているもの"

ジョナス・メカス『ウォールデン』ナレーションより

本当に本当に、大好きな作品。