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なみのおとのmiのレビュー・感想・評価

なみのおと(2011年製作の映画)
3.3
最初のほうは眠かったけど、面白夫婦の場面でグインと惹かれて、濱口映画特有の自分が溶けていく感覚が起こった。そのおかげで体感は2時間半より短かった。市議会の人のわずかなピリつき方も面白かった。

若い人ほど自分の言葉で話し、歳をとるほど普遍的な言葉や感情・概念を話すなあ。良い悪いではなく。多分、人生で何回震災について語ったかの身体的な蓄積が差を生んでいるのと、長年住むにつれて故郷・土地の責任ある代弁者(=型で話す)になっていくのではと思った。

聴き手兼演者の濱竜は結構苦手、自意識に気が散る…(自分がこれまでに濱竜の顔を見過ぎているせいかも、1人だけ俳優出ている気持ちになっちゃう)。
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