【なみのおと】3.8
「美と殺戮のすべて」や「エル・スール」でも書いたけど映画のタイトルの由来や意味が劇中で明らかになる瞬間はいつもゾワっとなるんだけど、「なみのおと」ってインディー邦画にありがちな…
お互いの目線が向かい合わず、それぞれが目の前のカメラに向かって喋る「Z」の形の位置で撮影をしてるのは知っていたが、肩越しの斜めからのカットを見ると正対しているように見える。よく見ると錯覚でやはりズレ…
>>続きを読む真にあの日の悲劇を体験した訳ではない者たちに何が出来るだろうか。
かつての津波を語る紙芝居で始める時点で「記録映画として残すこと」の意義を徹底的に思考した結果だと言うことが伝わる。そして、カメラの…
濱口竜介の手法がこうやって生まれたのかと納得できる映画だった。津波の被害に遭われた方が向かい合って話す姿は、なんとか撮影者がインタビューされる側のありのままのこえを聞こうとしているとこがいい。とても…
>>続きを読むやっぱりどう考えても2回撮っていて、出演者はある意味で役者さんだよなぁと思う(未調査)
だとすると、役者では無い人に本人役になってもらって、本人の台詞を演じさせるという怖いことをやってるのかなどと…
講義で紹介されたので視聴。
対話形式のドキュメンタリーで東日本大震災の、特に津波を扱ったものだった。対話部分をどのように撮影しているか気になる。
監督自身も登場する部分など、完全なドキュメンタリーと…
【カタルシスが笑みを生み出す】
山形国際ドキュメンタリー映画祭で濱口竜介が酒井耕と共に撮った東日本大震災ドキュメンタリー『なみのおと』を観た。震災から間もない状況で撮影された本作は実際の津波の映像を…