3時間かかるだけあって流石に疲れた…
序盤観てて印象的だったのは、非常に描写が細かい
特に感情表現がホントに細かい
交差点でアデルがエマを見かけたシーン
あそこだけで1分ぐらいかかっていたと思うし、アデルの顔、表情の変化を何回も映しているうえに、高校の授業の本の内容も伏線になっている
あのシーンだけからでもわかるように描写が細かい
こういうとあれだけど、小説みたいだと思った
中盤から同性愛の描写が増えてきて、ここまでレズビアンの描写が出てくるとは思ってなかったから驚いたけど、重要なシーンとかはたくさんあったと思う
終盤、まだやり直せるかもしれないと思っていたアデル、しかしエマは愛してないと言うが、死ぬまで思い続けると言うこのシーンは重かった
エマが一番大変なのではないかと思った
そしてラストシーン、アデルはブルーのドレスを身に纏って、出会った当時のエマを思って展覧会に行くが、やり直せないことを理解し、歩き出す
アデルがエマに出会ってから、所々に青が出てくる
こういう演出はすごいし、最初でも述べたように描写が細かく、主演の二人の演技力は凄まじい
同性愛がメインではなく愛の始まりと終わりを緻密に描いた素晴らしい映画だった
