Azusa

アデル、ブルーは熱い色のAzusaのレビュー・感想・評価

アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)
4.2
人とは違うエマに惹かれ、その存在にすがることによって自分の人生を生きることから逃げるアデル。
一瞬の過ちからエマを失ってしまい、絶望しながらも涙をふいて単調な毎日の生活を送るアデルのリアリティがなんとも切ない。

食欲や性欲、たっぷりと丸みのある身体、
散らかった部屋や、はみ出した赤いネイル、
これら女の子の生々しさがとても汚くて、可愛い。

なかなかうまくいかないアデルだけど、
すなおで可愛いアデルだから、
なんとなく、きっと幸せになれそうな予感を残すエンディング。
少し前向きになれる映画です。
Azusa

Azusa