ぽぱい

魔女の宅急便のぽぱいのレビュー・感想・評価

魔女の宅急便(2014年製作の映画)
3.0
花束みたいな恋をしたや邦キチでやたらネタにされてる印象の本作、さて内容はいかほどか…と見てみたら真面目に作ってあって思いの外良い映画だった。

恐らく製作陣も苦心したであろう、「魔女宅の世界観を日本を舞台に再現すること」についてはバッチリ決まってると思う。小豆島の美しい自然に可愛らしい建物、彩度の高い衣装で、日本ぽいけど日本じゃない、絶妙なラインの雰囲気になってて良い。
主演含めて子役もみんな可愛い〜!

と、中盤まではそんな感じで非常に良かったんだけど、後半の村八分の流れが辛くて…
あのファンタジックな世界観なのに、人間が生々しい「嫌な方の日本の田舎」っぷり全開なので、下手なドロドロ映画よりもグロテスクだった…流石ホラー畑出身の監督、と思っとけばいいんだろうか?
異民族排斥的な要素はこの映画にはいらない気が…

ラストも特に誰も謝らないし、問題解決してないのにふんわりよかったね!て感じで終わって、私はあの街怖くて住めないわ…笑 トンボとパン屋さん夫妻とクリーニング屋さんは良かったけど。
あと全編通して謎のカバ推しはなんだったんだろう…
ぽぱい

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