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インセプションのaのレビュー・感想・評価

インセプション(2010年製作の映画)
3.7
夢の中の夢、現実

こんなに眠くなった作品久しぶりじゃ、、(俺にもきっと潜在意識があるんだな、、、)

個人的ノーランベスト作品はぶっちぎりで「ダークナイト」なのだが、今作は度々眠くなるほどハマらなかった。(一回目は残り30〜40分辺りで寝落ち)
難解な設定や世界観とは裏腹にテンポよく進んでいく展開は好みだったが、頭の回転が早くない自分にはついていけず、、、。ワンテンポ遅れてやってくる理解、理解、睡魔、理解。この”作業的感覚”がどうしても好きじゃなかった。
時系列を少し捻った見せ方やあくまでも基盤は他人に触れられたくない記憶だったり、思い出が付きまとう物語はとても良かった。


今作は序盤数分間の説明を繋いでいくストーリーだが、ただの説明映画になっていないし、押し付けがましいこともない。それでいて濃密であり、観終わった後の達成感にも似た疲労感。無駄なシーンもほとんどなく、洗練された脚本、摩訶不思議な映像、予測できない展開。ハマらない理由が自分でも分からないくらいのレベルの高さに圧倒された。


キャストは特に気になったのはトムハーディ!彼の何が好きって声!独特な低めの聞きにくい声!様々な作品に出ているがどれも違って彼の魅力にいちいち虜になってしまう。マックスもベインもフィッツジェラルドも最高だけど、今作も脇役ながら彼の有志を感じた!というかマジでイケメンすぎるよトムハさん。

複雑な構成、幾つものピンと張った糸がしつこく絡み合い、深く入り込む人間の心理と感情。
今年中にあと3回は見て、理解を深めた上で再評価したい。

そう言えば最近夢見てないなぁ、、、
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