何度見てもそのメッセージ性の強いストーリーに恐ろしさに似た感動を得る。
その場所に居ることが全てではなく、結局のところ
『自分が何をするべきなのか。』
それを問いかけてくる
単に一本の作品として観るのではなく、その作品から知らぬ間に
全く違和感なく植え付けられる。インセプションされる
その問いかけ。
夢の中という
場所
でなく、その場所で何を成し、何をするべきなのか。
その意味こそがこの名作の真のメッセージでないのだろうか。
単純なほどその意味が深く潜在意識に埋め込まれる。
潜在意識に存在する、真に自分が何をすべきか探せ。
クリストファー・ノーラン監督の深く熱いメッセージを感じる。
そして、その問いかけは、ラストのコマが回り続けるのか止まるのか…
解らぬまま終わってしまうそのラストの衝撃が、その問いかけをかき消す(キックする)。
まさに名作中の名作。
衝撃のラスト!と語られる作品だが、真に訴えかけるそのメッセージ性に言葉を失う。