taku8172

インセプションのtaku8172のレビュー・感想・評価

インセプション(2010年製作の映画)
4.1
何度見てもそのメッセージ性の強いストーリーに恐ろしさに似た感動を得る。

その場所に居ることが全てではなく、結局のところ

『自分が何をするべきなのか。』

それを問いかけてくる

単に一本の作品として観るのではなく、その作品から知らぬ間に
全く違和感なく植え付けられる。インセプションされる

その問いかけ。

夢の中という

場所

でなく、その場所で何を成し、何をするべきなのか。

その意味こそがこの名作の真のメッセージでないのだろうか。

単純なほどその意味が深く潜在意識に埋め込まれる。

潜在意識に存在する、真に自分が何をすべきか探せ。

クリストファー・ノーラン監督の深く熱いメッセージを感じる。

そして、その問いかけは、ラストのコマが回り続けるのか止まるのか…
解らぬまま終わってしまうそのラストの衝撃が、その問いかけをかき消す(キックする)。

まさに名作中の名作。
衝撃のラスト!と語られる作品だが、真に訴えかけるそのメッセージ性に言葉を失う。
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