この映画・・・ウザい。
「様々な解釈が出来るくらい説明が少ない作品だけど、一応分かりやすいメッセージを入れときました」的な終盤がウザい。
(個人的に)トウモロコシ畑のシーンのスリラー感とか、嫌いな所はあるんだけどダンスシーンや諸々の演出で好きなシーンがあるからモヤモヤする。モヤモヤするなら考えなきゃいい、って気持ちもあるけど、腑に落ちないままで終わらせたくない、感想書くの楽しいし・・・。
この映画の主人公みたいな気分になる。 それがまた監督に乗せられてる感じがしてウザい。
ストックホルム症候群の人質と犯人の関係が数珠つなぎ的に起きていて、逃げようと思えば逃げられる立場にいるのに逃げようとせず、むしろ自分から関係を維持しようとする主人公にはムカつくけど気持ちは分かる。こういう関係性は実生活で覚えがあるもん。だからこそ苛立ちが増す。この映画の世界を爆発させたらスカッとしそう。
なんだろうなぁ、ドラン監督の「マイ・マザー」を面白いと思いつつ途中で見るのやめて返却したあとこれを見たから、ここまで煮え切らない感じになったのかもしれない。 もう一回マイマザーを借りようと思います。
